2018/6/5

多浪生に共通している傾向とは?

様々な生徒を見ていると、共通点が見つかることがあります。成績のよい生徒に見られる共通点もあれば、逆のケースもあります。後者のケースでは、3浪以上の生徒さんの多くに共通して見られる傾向があります。

それは「授業に、少しずつ遅れて来る」ということでした。だいたい10~15分程度なのですが、かなりの頻度で(2回に1回以上は)遅れてくる、という傾向です。当塾の講師でも、厳しく言う先生もいれば、あまり言わない先生もいます。このケースでは、先生もあまり厳しく指摘しないタイプでしたが、生徒さんもそれに甘んじて高い確率で遅れてくるというパターンでした。

入試制度には入試日という明確なリミットがある以上、そのリミットをどれだけ厳密に認識しているか?の差は意外なほど大きいです。私が見てきた多浪生には共通して、時間にルーズという傾向が見られました。そして、それが結果として出てしまっていたと理解しています。

ですので、私が面談して「それを改善するだけでも結果が変わるよ」とお伝えしました。その後、反省して改善した生徒は見事その年に志望校の一つに合格しました。ただ、中には、一時的には改善の傾向が見られたものの、時間が経つとまた元通りという方もいました。その方は残念ながら次の入試でも残念な結果でした。

些細なことのようですが、時間を守るというのは入試においてとても大切なことです。「5分前には教室に到着」というのを厳守するだけでも成果は変わってくるはずです。「なぜか結果が出ない」と悩んでいる受験生はぜひ意識してみてください。

究進塾代表 : 並木陽児

大学受験の化学を教えています。趣味は読書と野球観戦(ベイスターズファン)、カレー食べ歩き、子供の遊び場開拓。1児の父として子育てしていることから、最近は幼児教育にも関心を持っています。

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