2016/3/3

何か一つを究めること

大学受験においても、ただ単に真面目な人よりも、スポーツ、部活、ゲーム、麻雀、将棋、恋愛など
何かに全力で取り組んだ経験がある人の方が成就することが多いです。
(おそらくその過程で、自分への自信が築かれるのが最大の要因ではないかと思います)

逆に、真面目だけど要領が悪い生徒さんについては、多浪を重ねたり苦労されるケースも多く見ています。

ですので、お子様の成績が上がらず、お困りの保護者様には、ぜひ得意なものを伸ばしてあげて欲しいと思います。
勉強も、究極的には才能で、スポーツが得意、ゲームが得意、などと同じような才能の一つに過ぎません。

人間には、向き不向きは必ずあります。

明らかに勉強には向いていないのに、無理に勉強させるよりは、才能がある方向に伸ばしてあげる方が自信や自己肯定感にもつながります。
長い目で見たときにはこちらの方がきっとお子様のためになると思います。

たまに「うちの子には何も才能がなくて・・・」というお母様がいらっしゃいますが、それは、才能を見つけ出していないか、
自分の認める方向(勉強)に無理やり軌道修正した結果ではないでしょうか?

できるだけ偏りのない視点で見て、本当に夢中になっていることを見つけてあげてください。
それが長い目で見たときにお子様の人生のためになります。

「そう言ったって、スポーツや将棋で食べていける人は一握りしかいないじゃないか」という声もあるでしょう。
それでも、一度何かの道で頂点を目指して全力を尽くした経験のある人は、別の道に方針転換した場合でも、そこでの経験が必ず生きます。
そこから勉強をスタートしても決して遅くはありません。

究進塾代表 : 並木陽児

大学受験の化学を教えています。趣味は読書と野球観戦(ベイスターズファン)、カレー食べ歩き、子供の遊び場開拓。1児の父として子育てしていることから、最近は幼児教育にも関心を持っています。

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