2019/1/29

続・授業料の話-費用を抑えて効果的に受講する方はどのようなタイプか?

前回の記事では、受験生が当塾の個別指導を軸に基礎から難関大学レベルまで持って行くにはそれなりの授業時間と費用が必要である、というお話をしました。

それでは、費用を抑えて受講し、成果を上げることは不可能なのか?というと、必ずしもそういうわけではありません。中には少ない時間・回数を効果的に受講して合格する生徒さんもいらっしゃいます。

例えば、週1回2時間のみの授業で数学と物理を受講し、それに月1回の学習計画管理だけ受けて国公立大学医学部に合格した生徒さんもいらっしゃいます。

この場合の月額指導料は、
<個別指導料>56,160円+<学習計画管理>18,000円=74,160円(税抜)
でした。

ちなみに、この生徒さんの特徴としては、最初に私が立てた年間計画表を非常に精度高くこなしていました。むしろ、年間計画表よりも早いペースで進めていて、さらに追加で問題集をこなしていました。これは非常に珍しいケースでして、「すごいな」「こんな生徒初めてだ」と感心した記憶があります。また、もう一つの特徴として、毎週の授業までに、自力で解決できない問題を選別できていて、解決したい質問事項を講師に事前にメールでお送りしていた点も特筆するべき点でした。さらに、文系大学を卒業していて、英語などの文系科目はすでに医学部合格レベルに達していて、苦手な理系科目のみ先生を必要としていたという点も特徴でした。まとめると、自習の密度がとても高かったということが言えます。

この生徒さんは、少ない授業時間・回数の中で2科目を効率よく受講されている稀有なケースなので特に鮮明に記憶に残っていますが、この他にも、苦手な1科目に絞って当塾の個別指導を利用されている生徒さんは大勢いらっしゃいます。

この場合だと、プロ講師が週1回2時間の指導をしても月額指導料は、
56,160円(税抜)
です。

大手予備校に通いながら、本当に苦手な1科目に絞って個別指導を受講するというのは、費用面と指導効果の両方を考えた場合、賢明な方法だと思います。

センター試験で少なくとも60%を取れている科目については、教科書レベルはある程度固まっているということなので、大手予備校の予習復習中心でも効果が上がるはずですので、そこに満たない科目のみ個別指導を選択するというのは検討する価値があるでしょう。

ただ、下記のような方は注意が必要です。

・教科書準拠問題集レベルの問題がスラスラ解ける段階に達していない
・計画を立ててもらっても、それが予定通りに進まない
・計画を本当にクリアしているのか、自分で判定ができない

このような方は集団授業を受けても、効果が得られないですし、また、自習で進めるのも難しいでしょう。この場合は個別指導を受講することをおすすめします。

究進塾代表 : 並木陽児

大学受験の化学を教えています。趣味は読書と野球観戦(ベイスターズファン)、カレー食べ歩き、子供の遊び場開拓。1児の父として子育てしていることから、最近は幼児教育にも関心を持っています。

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