【高専生向け】大学院入試対策

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どんなコースなの?

高度経済成長中の1962年に誕生した高専は、日本の産業界を支えて来ました(文系の専攻がある高専もありますので、エンジニアとしてだけでなく高専出身者は活躍して来ました)。

高等専門学校は、中学を卒業後に5年間(商船学科は5年半)の学びで、「準学士」の学位を得ることが出来ますが、高専の専攻科を修了したは、大学改革支援・学位授与機構の審査によって、学士(4年制度卒と同じ学位)の学位を取得できます。

そして、大学院に進学する人たちがいます。1991年からの大学院改革によって、大学院は拡充され、多様な大学院が生まれ、複雑化しています。受験作戦をうまく立てることで、有名大学院への合格を引き寄せやすくなり、研究者への道がひらきやすくなったり、就職活動の選択肢が広がります。

こちらのコースは、高専の専攻科から大学院に進学したい人たちのためのコースです。

授業は、どうやって進めて行くの?

授業はマンツーマンの個別指導ですが、科目によって、次の二通りに分けられます。

進路相談や研究計画書作成の場合

当塾では、受験生各自の都合に合わせたサポートを致します。例えば、理系にありがちですが、コミュニケーションが苦手で、他大学の先生にメールで連絡して、オンラインまたは対面でお会いして、受験を希望することを伝えることに躊躇してしまっている人のサポートも可能です。この場合はメールの書き方、教授との模擬面接、入試本番の面接対策、研究計画書などの提出書類のサポートから、筆記対策まで様々なニーズに応えることが可能です。

まずは大学院に関する情報を多く持っている講師との体験授業を受けていただき、受験先の選定や研究計画書の作成をメインとした指導を進めて参ります。受験先が決まった段階で学科科目のサポートが必要となった場合は、改めて学科指導の講師をご紹介致します。

大学院入試の実態はあまり知られていませんので、情報を制した人がよい結果を引き寄せます。お気軽にご相談ください。おひとりお一人のニーズ、希望に合ったプランをご提案させていただきます。

学科科目指導の場合

基本的には過去問をご自身でご用意していただき、過去問の解説をしていきながら解けるようになりたい分野の問題を整理していく流れです。
大学院入試は大学入試と違い出題傾向がかなり限定されています。基礎固めから必要な場合であっても真っ先に必要な分野の整理をするところから始めることをおすすめしております。基礎知識が足りない部分についてはその加減を見極めて適当な参考書をご提案致します。

大まかにどの程度の期間を必要とするの?

文系の専攻や文理融合型の専攻の場合、入試に英語が不要な専攻、筆記試験がない専攻、筆記があっても専門性が問われない小論文のみの専攻もありますので、比較的短期間で何とかなるところもあります。最短で2か月程度の間で短期集中的に対策して合格に至るケースも稀にありますが、通常は3か月~6カ月あると余裕を持って準備することができます。

一方、理系の学科試験がある専攻ですと、事情はだいぶ異なります。自分ですでに解ける分野と全く歯が立たない分野などある程度自己分析されている方は大学院入試の半年前からの期間で成果を上げられることが期待できます。ですが、どの分野も全く歯が立たない、もしくは全ての科目について基礎から教わりたいという場合は数年単位の期間を要します。
例えば、大学基礎レベル(大学1年生程度の内容)全般の基礎固めからですと2年程度、大学基礎レベルは問題ないが、専門レベル(大学2年以上の内容)全般の基礎固めからですと1年程度の期間が必要です。高校レベルからの学び直しが必要な場合は2~3年以上の年数がかかることがあります。

※大学院入試が差し迫っており過去問の模範解答をご希望の方はこちら

現時点での指導可能な専門科目

数学系科目

線形代数学、微積、行列、複素関数、解析学、ラプラス変換、フーリエ変換、統計学、微積分学、集合論、位相空間論、常微分方程式論、複素関数論、Fourier解析、Laplace解析、代数学、関数解析、偏微分方程式論、実解析、確率微分方程式論、多様体論、位相幾何学、微分幾何学、コホモロジー論、代数学-Gallois論を含めた体論

物理系科目

力学、電磁気学、解析力学、量子力学、流体力学、熱力学、統計力学、物理数学、相対性理論

化学系科目

物理化学、有機化学

経済学系科目

マクロ経済学、ミクロ経済学、統計学

文理融合系科目

科学技術社会論、科学史、科学哲学、サイエンスコミュニケーション論、データサイエンス、シミュレーション、VR、AI、環境学、公衆衛生学、医療マネジメント、医療ビジネス、農業経済学、農村開発論、まちづくり論、都市計画学、スポーツ科学、ヒトと動物の関係学、食文化論

国際・異文化系科目

公共政策学、国際関係論、安全保障論、平和学、国際協力学、観光学、異文化コミュニケーション論、国際文化論、多文化共生論

経営学・ビジネス系科目

経営学、商学、MBA、MOT、金融論、ファイナンス論、経営工学

社会学・文化系科目

社会学、メディア論、社会心理学、文化政策学、アートマネジメント、文化経済学、博物館学、図書館情報学、宗教学、文化人類学、民俗学、地理学、歴史学、比較文学、比較文化論、カルチュラルスタディーズ、表象文化論、サブカルチャー論(アニメ、マンガ、映画、ドラマ、アイドル、宝塚歌劇、2.5次元、ゲーム、フィギュア、ドール、ファッション、コスプレなど)

主な担当講師

永島行平

東京工業大学理学部数学科卒業
東京工業大学大学院理工学研究科数学専攻卒業
大学生の数学、物理学、物理化学、有機化学、薬学専門科目など、幅広い科目の指導で活躍中。毎回の授業後、授業予定や宿題についてのメールをお送りしたり必要に応じて保護者様との電話相談・面談の場を設けるなど、面倒見がよく、マネジメントが得意な講師です。

講師からのコメント

どの分野は自分でできてどの分野を徹底的に対策して欲しいなどある程度自己分析されている方ですと合格率がかなり高いです。


山口雅司

東京理科大学 理学部数学科 卒業
東京大学大学院数理科学研究科 数理科学専攻(解析系) 博士後期課程単位取得退学
丁寧かつ分かりやすい解説に定評あり。大学数学の補習授業はもちろん、大学院入試の数学についても指導経験がある数学の専門家です。人間味にもあふれ、親しみやすさもあわせ持っているので相談もしやすい講師です。


久松真人

東京工業大学卒業
東京工業大学大学院数学研究科博士課程卒業
数学の専門家でありながら、穏やかな性格と柔らかい雰囲気、そして丁寧な指導が特徴のおすすめ講師。大学入試、大学補習、大学院入試の数学など幅広く担当し、活躍中。

短期集中コース

時間がないという方に向けた短期集中プランもご用意しております。
学び方は様々です。ご自身の目標や勉強スタイルに合ったコースをお選びください。

短期集中コースはこちら

合格実績

【2023年度】東京工業大学大学院情報理工学院数理・計算科学系、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻社会システム数理領域
【2022年度】東京大学理学部地球惑星科学専攻、慶應義塾大学大学院理工学研究科
【2021年度】大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻社会システム数理領域、総合研究大学院大学複合科学研究科統計科学専攻、東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻
【2019年度】東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻、東京農工大学工学府物理システム工学専攻
【2018年度】東京大学工学系研究科原子力国際専攻
【2017年度】東京大学大学院医学系研究科社会健康医学専攻(SPH)

合格者インタビュー

イさん

東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻

ウェブ会社での勤務を通じ、脳科学や人工知能に興味を持つ。退社後、久松講師の助言の下約8か月間毎日数学漬けの日々を送り、見事合格を勝ち取りました。
Part.1 全体のスケジュールと久松講師の授業について
Part.2 コロナ禍での研究室訪問・面接・志望動機について
Part.3 講師から見たイさんの印象・指導時のポイントについて

近藤さん

大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻社会システム数理領域

4月からの開始で、4カ月間の受講期間で志望校への合格を決めました。
Part.1 永島講師の授業について
Part.2 合格の要因・英語の試験について

Part.3 担当講師からの感想

小林さん

東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻

週2~3回程度、大学院入試対策コースを受講。担当講師を信頼し、自宅でも毎日しっかりと勉強したことで見事合格されました。
Part.1 絶対的な弱点である数学を克服できた!
Part.2 合格できた要因と大学院での今後について
Part.3 上田講師の授業について 宿題は?どんな進め方?

料金

入塾金・授業料・管理費のみです。
支払い方法は、受講した時間分の授業料を翌月に後払い(銀行振込)となります。

料金についてはこちらのページをご覧ください。

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