2017/11/10

三方よしの塾を

前回のブログで、「道場のような塾を目指したい」と書きました。

さらに加えてもう一つ、塾の理想形を申し上げるのであれば、「三方よし」を実現する塾です。ここでの「三方よし」の意味は、

①生徒さん・保護者様
②講師
③塾・スタッフ

という意味です。
どれが欠けても、成立しません。
そして、これを実現するには、絶妙なバランスが必要となります。

塾としてできることは、主に下記の3点だと思っています。

(1) よい講師を探し、大切にして、長く活躍してもらうこと
(2) 教室の環境を整えること
(3) 授業内外のサポート環境を整えること

(1)については当塾の最大の特徴です。
共通して言えるのは人柄第一主義です(指導力が高くても、人格に問題があると当塾が判断した講師は活躍できません)。
その上で、例えば下記のような講師がおります。

・数学が苦手で3浪目に入塾した生徒を見事に医学部に合格させた数学プロ講師
・大学レベルの数学・物理・化学をすべて指導できるプロ講師
・体験授業後の継続率が90%を越える元大学教授の物理プロ講師

共通して、生徒さんのご要望を聞く姿勢を持ち、穏やかな性格の講師が集まっていると思います。

同時に、講師を大切にする、という方針も当塾の特徴です。専任の講師は一部ですが、非常勤講師の方も一度信頼関係が築けたら、長く活躍しています。突出した頭脳・知識を持ち、教えることが好きな先生でも、必ずしも活躍の場に恵まれているとは言えません。そこで、やりがいを持って、思う存分活躍してもらえる場を実現したいと思っています。

生徒さんは、先生との出会いによって、触発され、苦手だった科目を好きになり、元々得意だった科目はさらに究めて行く、というよい循環が生まれます。

(2)については、今年特に力を入れたところでして、教室の個別ブースをホワイトボード型のパーティションにしました。
生徒さん、講師からは「壁中に書ける」「双方向の授業ができる」「眠くならない」「うちにもホワイトボードを買った」など、好評の声をいただいております。

このように当塾は生徒さん・保護者様のご要望を実現できるだけの体制を整えていると自負しています。

ただ、稀に、生徒さんまたは保護者様のご要望が高すぎて対応ができないケースがあるのも事実です。
(例.「1カ月後に偏差値10上げてくれ」「ゼロから1年間で医学部に合格させてくれ」など)
この場合は、予め当塾でできること、できないことを丁寧に、明確にご説明しております。

当塾の体制で、ご要望にお応えすることができるか、を検討して、講師またはスタッフが犠牲になってしまう可能性が高い場合は「残念ながらお力にはなれません」と率直にお伝えしています。もちろんそれでご縁がないケースもございますが、「三方よし」を実現するためには仕方のないことと考えております。


前回のブログ
でも申し上げた通り、当塾は基本的には「来るものは拒まず」ですが、だからと言って「来るもの100%拒まず」というわけではありません。入塾テストによる学力での入塾制限は一切ありませんが、お問い合わせのお電話、教室見学、事前相談、無料体験授業などの際に、生徒さん、保護者様と塾長・スタッフが話してみた結果、上記のような理由で、入塾をお断りするケースはございます。

また、学習相談を承っても、最適な方法が当塾以外にあれば、躊躇なくそれをご提案しますし、当塾でご希望に添えない場合は、正直にその旨をお伝えしております。

究進塾代表 : 並木陽児

大学受験の化学を教えています。趣味は読書と野球観戦(ベイスターズファン)、カレー食べ歩き、子供の遊び場開拓。1児の父として子育てしていることから、最近は幼児教育にも関心を持っています。

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